LINE payを使ってみたいけど本当に安全なの……?
こんな風に思っている方はいませんか?銀行口座と連携ができることもあり「危険なのでは?」と不安になる人も多いはずです。
せっかくなら安全だと納得してから使いたい方もいますよね。
そこで今回は「LINE payは危ない」といった噂をマニアの視点から真相を暴きました!
目次
LINE payの安全性は高い!国際データセキュリティ基準の「最高レベル」を取得している
結論からお伝えすると、LINE payの安全性は「高い」といえます。
「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standards)」における最高レベル認証「レベル1」を取得しているからです。
「PCI DSS」はクレジット業界の国際データセキュリティ基準。最高レベル認証の取得には、セキュリティ機関の実地審査と定期的なネットワークスキャンをクリアしなければなりません。
つまり、LINE payは「厳格な審査を通じて、利用者の情報を安全に保護できるセキュリティ環境の構築が認められた」といって良いでしょう。
その他にも!LINE payに導入されている5つのセキュリティ対策
サービス | 安全性 | 設定の有無 |
---|---|---|
本人確認制度 | あり | |
LINE pay専用パスワード | あり | |
24時間365日のモニタリング体制 | なし | 利用者補償制度の採用 | 自分で申請 | 生体認証「FIDO」の導入 | 顔認証・指紋認証の設定あり |
LINE payは安全性を高めるために上記の5つのセキュリティ対策も行っています。
本人確認制度
本人確認制度は「利用者が本人であること」を示さなければ、利用できる機能を制限する仕組みです。
不正利用の防止が期待できます。LINE payでは本人確認を行うと、次のような機能が使えるようになります。
本人確認前 | 本人確認後 | |
---|---|---|
チャージ | ||
送金 | ||
送金依頼/受け取り | ||
出金 | (銀行口座を登録した場合のみ) |
|
決済 |
本人確認をする場合は、次の流れに沿って行ってみてください。下の「LINE payの本人確認の流れ」をタップするとひらきます。
- LINE payの「ウォレット」の画面をひらきます。
- メインメニューから「設定」をタップします。
- 「本人確認」を選びましょう。
LINE payの本人確認方法は次の3つから選べます。
- スマホでかんたん本人確認
- 銀行口座で本人確認
- 郵送で本人確認
できるだけ手間をかけずに本人確認を済ませたいなら「スマホでかんたん本人確認」がおすすめ。
積極的にチャージや出金機能を使いたいのであれば「銀行口座」で本人確認をするのも1つの手です。
LINE pay専用パスワード
LINE payはLINEとは別に専用のパスワードが用意されています。「LINEのパスワード」と「LINE payのパスワード」の両方が分からなければ、LINE payを利用できません。
LINEの画面を開いたまま席を外してしまった場合でも、LINE payにはログインできないので安心です。
iPhoneなどの一部の端末では指紋認証や顔認証にも対応し、より安全にLINE payにロックをかけられます。
LINE payの専用パスワードをかけたい方は、以下の手順を試してみてください!下の「LINE payのパスワードの変更方法」をタップするとひらきます。
- 残高をタップしてLINE payの画面をひらく
- 「設定」をタップ
- 「パスワード」をタップ
- 「パスワード変更」をタップし変更しましょう
下にある「パスワードロック」をONにすると、LINE payを起動するたびに入力が求められます。セキュリティが強化するので、設定しておくのがおすすめです。
顔認証に対応しているスマホの場合は「Face IDを使用」をONにすると設定できます。
クレジットカード決済時のセキュリティコード認証&3Dセキュア
LINE payはクレジットカード決済時にセキュリティコードの入力が求められます。
クレジットカードの裏面に記載されている3桁の番号を登録して、認証を行うシステムです。
その他にも「3Dセキュア」に対応しているのも特徴。インターネット上でクレジットカード決済を安全に行うために設定された、クレジットカード会社が提供する本人認証サービスです。
自分だけが知っている3Dセキュアの認証パスワードの確認が必要なため、未然に不正利用を防げます。
3Dセキュアを利用するには、まず登録するクレジットカードが3Dセキュアに対応しているか確認してみましょう。
対応していれば、クレジットカード会社のサイトにアクセスしパスワードなどの情報を設定します。
24時間365日のモニタリング体制
LINE payは「モニタリングシステム」を導入しています。送金依頼の回数や金額などから、不審な動きがないかをチェックする仕組みです。
24時間365日監視を続けているため、不正行為を未然に防げる可能性があります。
利用者補償制度の採用
- LINE payで第三者による不正行為によって生じた損害を補償する
- 全てのLINE payのサービス(送金・支払い・出金など)が対象
- 損害発生時から30日以内の申し立てが必要
LINE payには「利用者補償制度」が用意されています。
第三者による不正行為によって生じた損害を補償する制度です。
対象はLINE payのすべてのサービス(送金・支払い・出金など)。スマホを落としてLINE payにログインされ、不正利用されてしまった場合も心配いりません。
LINEとLINE payのパスワードが第三者にバレて、勝手に使われた場合でも大丈夫です!
基本的に補償の上限金額は1事故あたり10万円ですが、送金や出金などのトラブルの場合は補償限度額の引き上げを個別に検討してもらえます。
利用者補償制度を申請する方法は次のとおりです。下の「利用者補償制度の申請方法」をタップするとひらきます。
- 「LINE payお問い合わせフォーム」にアクセス
- 必要事項を入力
- 「利用者補償制度の申請したい」旨を記載する
「LINE payお問い合わせフォーム」にアクセスし、メールアドレスを入力します。
「サービス」欄で「LINE pay(決済サービス)」を選択し「カテゴリ」欄で「その他」を選びます。
「登録電話番号」と「登録メールアドレス」も入力しておきましょう。
「お困りの状況」欄にトラブルの状況と一緒に「利用者補償制度を申請したい」旨を記入しましょう
必要であれば、不正利用された画面のスクリーンショットのデータなども「写真を選択」から添付できます。
最後に「送信」をタップすれば完了です。
生体認証「FIDO」の導入
LINE payは生体認証の「FIDO2」に対応しています。従来の認証方式に比べて安全性が高まり、不正使用の防止が期待できるシステムです。
導入により指紋認証や顔認証が行えるようになり、よりスムーズにパスコードの解除を行えます。
モバイルペイメントアプリのなかでは、FIDO2を導入したのはLINE payが世界初。セキュリティ保護の先進的な技術を取り入れているといえます。
こんなときどうする?「LINE payが危ない」と不安な人が気になる3つの疑問と対処法
- アカウントが乗っ取られ不正ログインされた!こまめにパスワードを変更しよう
- LINE payを登録したスマホを落とした!すぐにアカウントを停止しよう
- LINE payカードをなくしてしまった!すぐに利用停止手続きをしよう
LINE payはセキュリティ対策も積極的に行い、安全性の高いサービスといえます。とはいえ、トラブルを起こしてしまった際は不安になる方も多いはずです。
そこで今回は、LINE payの起こりやすい3つのトラブルに関する疑問と対処法をまとめました。
結論をお伝えすると「不正利用されたら、利用停止する」のがおすすめです!
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アカウントが乗っ取られ不正ログインされた!こまめにパスワードを変更しよう
アカウントが乗っ取られて不正ログインをされたら、定期的にパスワードの変更を心がけましょう。
LINEは自分のスマホ以外の端末からのログインを認識すると、アプリ上に自動で次のような通知が届きます。
知らない人がログインしていた場合は、すぐにLINEアカウントのパスワードを変えましょう。
次の手順でパスワードを変更できます。
- ホーム画面右上の「設定」をタップ
- 「プライバシー管理」をタップ
- 「パスワードの変更」をタップして変更
もし自分が支払っていないのにも関わらず決済通知が届いたら、LINE payを悪用されている可能性があります。
すぐに「LINE payお問い合わせフォーム」で報告し、利用を停止しましょう。
LINE payの利用を停止したいときは、次の手順にしたがって試してみてください!
- 「LINE payお問い合わせフォーム」にアクセスしメールアドレスを入力
- 「サービス」で「LINE pay(決済サービス)」を選択し、カテゴリから「利用停止・解約」を選択
- 「LINE pay」を選択のうえ「お困りの内容」に「利用停止希望」の旨を記載し送信
LINE payを登録したスマホを落とした!すぐにアカウントを停止しよう
LINE payを登録したスマホを落としたときも、すぐにアカウントを停止しましょう。
スマホを紛失した場合も利用者補償制度が適用される可能性があるので、不正利用が確認された場合は30日以内に申請すると安心です。
LINE payカードをなくしてしまった!すぐに利用停止手続きをしよう
LINE payのプリペイドカード「LINE payカード」をなくした際も、すぐに利用停止手続きをしましょう。
LINE payの管理画面から簡単に止められます。具体的な手順は次のとおりです。
- 「設定」をタップ
- 「LINE payカード」をタップする
- 「カードを利用」をオフにする
カードが見つかって利用を再開したいときは、同じところをタップすれば使用可能です。
心配な場合は下部にある「カードを解約」をタップすれば解約できます。
解約したLINE payカードは再発行すれば、チャージ残高も引き継いで使えます。
念には念を!セキュリティ対策で安全性を高めてLINE payを使おう
サービス | 安全性 | 設定の有無 |
---|---|---|
本人確認制度 | あり | |
LINE pay専用パスワード | あり | |
24時間365日のモニタリング体制 | なし | 利用者補償制度の採用 | 自分で申請 | 生体認証「FIDO」の導入 | 顔認証・指紋認証の設定あり |
LINE payは安全性は「高い」といえます。セキュリティ対策も徹底して行われています。
トラブルが起きた際も「利用者補償制度」を利用すれば、損害金額を補償してもらうことも可能です。
悪用される可能性は低いですが、スマホを落としてしまった場合など不正利用される恐れもゼロではありません。
いざという時に慌てないように、日頃からトラブル時の対処法を把握しておくと安心です。
不正利用が確認されたら、すぐに利用停止手続きをしてくださいね。セキュリティ対策で安全性を高めてLINE payを使いましょう!